Rawstyleアーティスト「Main Concern」のおすすめトラック10選
日本では割とマイナーと思われるRawstyleアーティストの楽曲をおもむろに紹介するシリーズ第三弾。今回は「Main Concern」から勢い余って10曲紹介。
Dark Universe [2013]
Main Concernはスウェーデン出身の二人組Rawstyleユニット。Infexious Hardstyleで2011年に活動を開始した後、2013年にSpoontech Recordsからこの曲も収録されたEPでデビュー。RawstyleというよりはHardcoreのような歪んだキックが特徴的。
Gravity [2013]
「Dark Universe」と同じEPに収録されていた。Main Concernはかなり独特な曲を作りつつ、かつバリエーションに富んでいるのが面白くて、この曲のようにRawstyleの範疇をやや超えてしまっているものもたまにある。さすがにやりすぎじゃない?と思った人にはMind Dimensionによるリミックスもおすすめ
Thug Cookies [2015]
個人的イチオシ。Rawstyleらしいアグレッシブさがありながらもやはり個性的な展開がクセになる、非常に勢いのあるトラック。
Gone Too Far (vs Vazard & Delete) [2016]
Spoontechのコンピレーションアルバム「The Punch Patrol II」に収録されたVazardとDeleteとのコラボレーションであり、説明不要の傑作。「最近Rawstyleにハマってて、Delete好きなんですよ」とか言ってる人にアルバムごと勧めていくと良いかもしれない。
Absolute Terror (vs Vazard & Delete) [2016]
もう1つのVazard & Deleteとの共作。Gone Too Farとの二大巨頭。「Gone Too Far」と比べると壮大で美しいメロディが特徴。Main Concern食わず嫌い勢にはこの2曲を勧めていくと良いだろう。ほぼDelete頼みである。
End of Days [2017]
メランコリーな雰囲気漂う一曲、ここまでテンションの低いRawstyleも珍しい。この曲が収録されていたEP「End of Days pt.2」のリリースを以て活動停止を宣言していたものの、その後もいくつか曲を出している。
Waiting 4 (with Malice, Mind Dimension) [2017]
同じく「End of Days pt.2」に収録されていたMaliceとMind Dimensionとの合作。組んでいる面子が面子だけに音がとてもパワフル。この頃のMaliceはたまにSpoontechのメンバーとコラボしていて、最近とは違った雰囲気の曲を楽しめる。
Busta Beat (2018)
活動停止後にリリースされた「Reunions E.P.」に収録されていた曲。未発表曲を公開したもので、もう片方の「Distorted Information」はあまりにも尖りすぎていてオススメするのを躊躇ってしまうレベル。
Wonderland Destroyed (with Vazard) [2018]
2018年にリリースされたVazardのアルバム「Chapter Of The Mind」に収録されていた共作。両者の陰湿さもとい狂気が滲み出る、スピード感のあるトラック。アルバムの方も全体的に超良品質なので、陰湿なRawstyleが好きなら聴いていくべき
Confessions [2014]
最後に紹介するのはMain Concernの中でも変わり種の曲。BPMは175とかなり早く、Rawstyleと言うよりはむしろCrossbreedのようなノリになっている。ヤバい。
以上10曲でした。Main ConcernはRawstyleの中でもかなり個人的にはお気に入りなのもあって、普段の2倍の曲数になってしまった。かなり癖が強くて好みが分かれそうだけど面白い曲が多いアーティスト。もう活動していないのが惜しい(Spoontechで裏方に回っているらしい)ものの、曲はそれなりに出しているのでそれらをしゃぶり尽くすのをおすすめします。
ではまた次回